痛風の対策は、
①痛風発作を抑える
②尿酸値を下げる
③合併症を予防する
の3つです。
①痛風発作を抑える
発作が起きた場合、ロキソニンがでることが多いですが、コルヒチニンやプレドニゾロンなどの消炎鎮痛剤が出ます。まずはそれらを飲んで炎症を鎮めて痛みをとります。個人差がありますが、私の経験では強い痛みが1週間。ほぼ痛みが消えるのに2週間かかりました。
②尿酸値を下げる
痛風がおさまってからはいかに尿酸値を下げていくがポイントになります。
a:尿酸値を下げる薬の服用
b:食事療法
c:生活習慣
a:尿酸値を下げる薬の服用
病院で高尿酸血症や痛風を経験すると尿酸値を下げる薬が出されます。自己判断せず安定して飲みましょう。
薬については疑問点は薬剤師さんに聞いてほしいですが、私が調べた限りでは、高尿酸血症薬ではまれに肝臓に影響を与えることがあるようです。薬の効き具合と副作用ためにも飲み始めてからしばらくたって血液検査をします。
b:食事療法
痛風対策では原因が遺伝・体質でもやはり食事療法が大切です。
具体的には、
①バランスの良い食事。プリン体を多く含む食品を避ける
色々な野菜を日常的にとり、プリン体が多い食品を避けましょう。プリン体が多い食品は、レバー、カツオ、イワシ、イカ、カキ、海老、あん肝、アジなどがあります。以外なことに鶏むね肉はプリン体が多めです。
詳しい食品プリン体量は以下のサイトが見やすいです。
②塩分をひかえる
塩分はほどほどに。ラーメンやファーストフードは全体的に塩分が高いです。
③水分を十分にとる
尿酸は尿から排出されるので、水分を一日中に1・5~2リットル飲み、トイレの回数を増やしましょう
④アルコールはほどほどに
休肝日を作りましょう。プリン体オフなどのアルコールもありますが、体内でアルコールを分解する過程で尿酸ができてしまうので、プリン体オフなら沢山飲んでもいいわけではありませんのでご注意を。
⑤アルカリ性食品をとる
野菜・海藻・豆類・乾物・キノコはプリン体が少なく、尿をアルカリ化して排泄をスムーズにするために積極的にとりましょう。特にワカメ、モズクなどの海藻は尿酸降下作用があるために日常的にとりましょう。
c:生活習慣
適度な運動。ストレスをためない。薬の服用は確実に。
③の合併症予防は、これまでの対策を確実に実行することと、他の成人病と同じく、肥満や運動不足の解消。ストレスをためないなどになります。
最後に、痛風・高尿酸血症は付き合いが長い病気ですが、薬の服用と対策をしっかり行い続けると尿酸値の数値が下がってくるもので痛風も予防できます。もう2度とあのような激痛は経験したくありませんのよね?根気よくやっていきましょう。