八千代台整体院の藤井と申します。
自己紹介を兼ねて、私がどのようにして整体と出会い、整体師になり、開業までに至ったかのエピソードをお話しさせて頂きます。よろしかったらご覧ください。

整体との出会い

私が「整体」と初めて出会ったのは大学生3年生のときです。

「痛っ!あれ?腰が痛くてまっすぐ立てない。まいったな・・・」

私は大学生3年生のときに強く腰を痛めてしまいました。
当時熱中していた、少林寺拳法の練習中にぎっくり腰をやってしまったのです。

体が真っ直ぐ起こせず歩くのもキツイものの、なんとか自宅に戻り病院に行きました。

「ぎっくり腰だから、安静にしていれば治りますよ」

といわれ、湿布を出されて数日間を安静にしましたが痛みは変化なし。接骨院にも行きましたが多少は軽減程度であまり良くならず・・・困りました。

仕方ないので数日間は少林寺拳法の練習を見学していたところ、道場の先生が、
「どれ、整体で良くしてやろう」というので、半信半疑ながら施術を受けました。

約20分の施術後、痛くて伸ばせなかった腰が伸ばせるようになり、次の日には腰痛も治まりました。

これが私と整体・カイロプラクティック(以下整体に略)との出会いです。

腰痛が劇的に良くなったことも驚きましたが、それ以上に現代医学では良くならなかった腰痛を治療できる方法があること。しかも薬を使わずに手の技だけであることに大変驚き、感動しました。当時の私は治療といえば病院で薬や手術と思っていましたから。

ちょうど進路を決定する時期でもあったため、この出会いから自分の進路を整体師に定め、大学卒業後、村上整体専門医学院(整体・カイロの専門学校)に入学しました。

O先生とK先生

入学して半年ほど経った頃、O先生とK先生という2人の優秀なカイロプラクターがテクニックと機能解剖学の講師に赴任。両先生とも自分のカイロプラクティック院を開業しながら、学校の講師もされていました。

あるとき、私はテクニックの練習中に首を痛めてしまって困っていたところ、O先生が鮮やかなテクニックで私を施術。速やかに痛みをとってくれました。無駄なことはせずにカラダのバランスを整え首のずれを矯正した技は、今も深く印象に残っています。

機能解剖学のK先生は、人の身体の不思議さと精巧な構造を教え、その知識をどのようにして治療に活かすのかを教えてくれました。K先生は放課後には希望者にテクニックを無償で指導。知識と技術の融合の実例に圧倒されながらも、なんとか習得しようと練習したものです。

優れた二人の先生との出会いからカイロや整体の効果・素晴らしさを体験し、医学に対する面白さをも学ぶことができた私は、両先生のような、「本当に痛みや症状を改善することができる治療家になりたい!」という目標を持つようになりました。

カイロの専門学校を卒業するころには、「なにがあっても自分の理想とする整体院を作るぞ!」
という、明確な志を持つこともできました。

「整体院として開業する!」という志は、その後の厳しい修業時代の支えにもなりました。

卒業式にて、最優秀賞を受賞

O先生とK先生の影響で学生生活の中で最も勉強をしたためか、卒業式ではその期の中で最も優秀な生徒に与えられる「最優秀賞」を授与されました。

勉強は頑張ってはいましたが、まさか自分が最優秀賞を貰えるとはまったく思っていなかった(空手やマラソンでの入賞はありましたが)ので、自分の名前が呼ばれたときはとても驚いたものです。

修行時代

接骨院に勤務

カイロの学校に在学中は接骨院で働きながら学校に通いました。午前中は接骨院。午後は学校に通う日々を卒業まで続けました。接骨院では院長が厳しい方でした。

少しでも暇があればまずは掃除をし、その後はまだ学校で習っていない解剖・生理学の質問を私に問いました。

答えられないと、
「この程度も知らないの?」
「勉強していないね~」
と小馬鹿にされるので、悔しくて通学中の電車内で懸命に勉強し、次の日には答える。すると、また別の質問をするの繰り返しで、結果的には随分と鍛えられたものです。

整体院で修業

カイロの学校を卒業後はマッサージとボキボキ矯正の整体院に勤務。とても忙しい院で、1日に10人以上施術(一人当たりは一時間)をし、経験を積みました。

この整体院は基本は指導するが、それ以上は教えない。見て覚えろ方式だったため、最初はなかなか患者さんを良くすることができずに、随分と悩みました。しかし、悩みながらも懸命に勉強や工夫を続けるうちに、最初は良くできなかった症状も良くできるようになっていきました。

するともっと重い症状の患者さんを任されるようになり、また懸命に勉強するを繰り返し、自分のレベルを少しずつ上げていきました。

クイックマッサージに勤務

整体院で経験を積んだ後、これで開業しようか?とも思いましたが、まだリラクゼーション系のマッサージの経験はなかったこと。もっと人に触れて触診能力を養おうと、クイックマッサージ店に勤務しました。

それまでずっと治療院の経験だったため、リラクゼーションのサービス的なスタイルと施術を覚えることに初めは抵抗感がありましたが、徐々に慣れ、治療とサービスの両立が大切だな、と考えるようになりました。

クイックマッサージに勤めて1年経過したころ、それまでの修行では確信し切れなかった触診(手指で触れて筋肉の緊張・骨のズレを診ること)が、突然わかるようになりました。

初めは波がありましたが、しばらくすると安定して触診ができるようになり、さらに施術が的確にできるようになりました。これでクイックマッサージに入った目的は果たすことができました。

その後、開業までこのクイックマッサージ店にお世話になりました。

開業。そして現在

2006年7月。家族や友人、ご縁のあった方々に支えられ、京成線八千代台駅から徒歩2分の場所に「八千代台整体院」を開業しました。

開業2年目には、一般の整体では対応することができない、自律神経失調症・うつ病を良くすることができる「自律身体療法」を学ぶ機会を得て、自律神経失調症やストレス性の疾患にも効果があげれるようになりました。

開業してから17年が経過しましたが、開業するときに決めた方針である、

1.本当に痛みや症状を改善する整体。

2.年齢・性別に関係なく、カラダに無理のない安心安全な整体。

3.症状を改善するために整体だけではなく、体操やストレッチの指導。生活改善のアドバイス・生活指導、カウンセリングも行える整体院。

この方針は学生時に起てた”志”です。開業して何年もたった今もこの志は変わりません。

数ある整体・カイロプラクティック院の中でも、本当に痛みや症状を良くできる院は実は多くありません。

その中でも、開業している以上は、「整体のプロ」として本物でありたい。ご縁のあった方たちを少しでも良くなって欲しいという思いを持って日々患者さんに向き合っています。

これからも、さらに勉強と工夫を加え、よりよいものに高めていきます。