うつ・自律神経失調症を良くするには①:ストレスについて

うつ・自律神経失調症の原因とは?

うつ・自律神経失調症の原因はストレスです。

ストレスという言葉は頻繫に使われていますし、ストレスがたまることは良くないんだろうな~とはわかっていても、そもそもストレスって何だろう?どうしたら減るのだろう?という方が多いかと思います。

当院では対策を打ちやすいように、わかりやすくストレスを4つに分類しています。

4つのストレスとは?

①構造的ストレス:体のストレスともいう。疲労、体の歪み、筋肉の緊張、背骨・骨盤のゆがみ、内臓機能低下、姿勢の悪さ、筋力不足、運動不足など

②精神的ストレス:心のストレス。「いやだな~」「つらいな~」という気持ち。抑圧された感情や認知の偏りなど

③化学的ストレス:飲み物・食べ物、お化粧、光刺激などの化学物質が体に入ることによるストレス。化学的な刺激による。具体的にはカフェイン、砂糖、アルコールやスマホによるブルーライトの刺激などが化学的ストレスになります。また、栄養の過不足、酸素不足も化学的ストレスになります。

④天候的ストレス:天気のストレス。暑さ、寒さ、温度差、日照不足や気圧差などの、温度・湿度・気圧・日照によるストレス

うつ・自律神経失調症は、4つのストレスが蓄積して体と心の許容量(エネルギー量)を上回ってしまうことで「交感神経」と「副交感神経」のバランスが乱れ、うつ・パニック・不安・めまい・耳鳴り・頭痛・息苦しいなどの様々な症状が起きます。

自律神経失調症では、仕事、勉強、運動など活動の神経である「交感神経」が過剰に働き、休息・回復の神経である「副交感神経」の働きが低下しています。

うつでは、「交感神経」と「副交感神経」の両方の働きが低下しているため、活動もできなければ休息しても回復しない状態になっています。さらに脳の機能低下も起きています。

このようにストレスの蓄積がうつ・自律神経失調症の原因のため、いかに4つのストレスを減らしていくかが重要となります。

4つのストレスを減らすには?

体のストレス(構造的ストレスの減らし方)

4つのストレスを減らすためには、まずは体のストレスを減らすことが最優先となります。

①構造的ストレス:体のストレスでは自律神経整体の施術を受けて歪みを整えることがストレスを減らすことになります。

当院に来院している患者さんに、「ストレッチや体操をして体をほぐすことも構造的ストレスを減らすことになりますよね?」と質問されますが、うつ・自律神経失調症の患者さんでは

・全身の筋肉が緊張
・背骨・骨盤の歪み
・頭蓋骨の歪み
・アゴが歪んでいる
・内臓が弱っている
・呼吸が浅く、止めている

などが起きているため、体のストレスが強くてセルフケアでは効果がでず、施術による身体の状態の改善が早急に必要となります。ではセルフケアは意味がないのかという訳ではなく、ある程度良くなった場合には有効となります。

心のストレス(精神的ストレスの減らし方)

②精神的ストレス:心のストレスを減らすには、自分の心の悩みを話して言語化することが大切です。信頼できる人に話すことや自分の悩みを文章にしたり、手紙のように書くことも心のストレスを減らすことになります。

化学的ストレスの減らし方

③化学的ストレス:実践しやすいところでは、食べ物・飲み物などのストレスを減らすために、アルコールやカフェイン飲料を飲まない。砂糖を過剰にとらない。食事をバランスよくとるなどが化学的ストレスを減らすことになります。

天気のストレス(天候的ストレスの減らし方)

④天候的ストレス:天気のストレスを減らすには、天気の変動や温度差、気圧、日照などが体に影響を及ぼすことを知ることが対策になります。体力がある方は運動して天気に体を適応させるのも有効です。

4つのストレスはここで紹介した以外にも多くあり、個人差があるため問診や身体をみて判断することが大切ですので、詳しくは来院されたときにお尋ねください。